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研究
2026年6月10日
IVGは学術界やメディアでどのように語られているか?臨床応用への期待と倫理的課題に注目

当拠点の加藤和人特任教授(常勤)らは、体外配偶子形成(IVG)が学術界やメディアでどのように語られているかを検討し、特にその臨床応用への期待と倫理的課題に注目したコメント論文を発表しました。本成果は、京都大学の山下大輔特定研究員(常勤)、本学の林克彦教授、京都大学の斎藤通紀教授らとの共同研究によるものです。
本稿では、文献レビューや報道、研究者との議論を通じて、技術的・安全性の課題が未解決であるにもかかわらずIVGが近い将来に人間の生殖に利用可能であるかのように描かれる傾向があると指摘し、このギャップが過度な期待を生み出していると論じています。こうしたギャップは倫理や政策の議論を歪め、非現実的な期待を助長し、基礎研究の価値を見えにくくする可能性があることから、正確な理解に基づく責任ある情報発信と倫理的議論が重要であると結論づけています。

タイトルChanging Discourse on In Vitro Gametogenesis: Expectation, Scientific Reality, and the Ethics of Hype
著者Daisuke Yamashita, Yusuke Shikano, Katsuhiko Hayashi, Mitinori Saitou, Misao Fujita, Minoru Irahara, Moeko Isono, Tadashi Kimura, Atsushi Kogetsu, Takehiko Ogawa, Reina Ozeki-Hayashi and Kazuto Kato
DOI10.1007/s40592-026-00295-0
雑誌名Monash Bioethics Review
公開日June 5, 2026