宮川 繁
教授/PI
大阪大学 医学系研究科
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PRIMeの研究者
PRIMeでは、多様な分野、国籍、背景を持つ研究者がアンダーワンルーフで混ざり合い、学際的・統合的な研究ができる研究環境を醸成していきます。
循環器疾患の診断予測アルゴリズムの構築と個別化医療
我々の研究グループでは、ヒトiPS細胞由来心筋細胞から構築した心臓オルガノイドの研究データとこれまでわれわれが蓄積してきた臨床データを用いて、心臓の数理モデルを構築しています。これら正常、疾患、老化などの心臓のモデルにより、予後予測や新しい治療法開発の道が拓かれます。
研究概要
これまでに我々の研究グループは細胞移植による新規心筋修復治療として自己骨格筋筋芽細胞シートを開発し、世界初の心臓の再生医療製品として2015年に上市しました1。この研究成果をもとに、拍動能を有するiPS細胞由来心筋細胞(iPS-CM)を用いた治療法の開発に取り組み2、2020年に世界で初めて重症心不全患者さんにiPS-CMパッチを移植しています3。私たちが開発したこれらの細胞移植療法は、重症心不全の治療に新たな選択肢として期待されています。
参考文献